先日手に入れた、au XPERIA Z4 SOV31ですが、もちろんVoLTEで使うつもりも無く、、、さっそくUnlockして docomo SIMをさしてみました。
注:くれぐれも個人的な見解や作業であり、ご参考にされる場合はすべて自己判断・自己責任でお願いします。
公式にドコモ SO-03Gの公式SIMロック解除してみましたので、合わせてどうぞ。
ざっくり手順(SOV31編)
1.文鎮化しても気にならない度胸
2.Docomo ROMを焼く
3.Unlockコードの購入&Unlock
4.テザリング可能にする
ざっとこんな感じです。
結果、docomo SIM(マイネオのdocomoプラン デュアルタイプ)で音声通話まで可能なことを確認しています。
SO-03G編
もちろん、Docomo SO-03Gならば、ROM焼きの手間もなく、項番3からの作業でSIMロック解除できます。(確認済み)
なにしろ、半年も待てませんからね、、、。
SO-03Gならば、ROM焼きの痕跡も一切残りませんし、解除方法も公式なものと違いが有りません。綺麗な状態でSIMロック解除ができるのでオススメです。
Docomo ROMを焼く
1.Flashtoolをインストール
2.Docomo ROMをダウンロード
3.FlashtoolでROM焼き
こんな手順になります。
Flashtool
Flashtoolは、0.9.18.xシリーズが良いと思います。最新の0.9.19.x を使ったら文鎮化しましたので…。
こちらのリンクからダウンロードできますが、ダウンロードには http://www.bitcomet.com/ などのTorrentファイルが落とせるツールが必要です。こちらも自己責任でダウンロードが必要です。
Docomo ROM
FTFと呼ばれる形式のROMが必要です。
Xperia FTF には各種ROMが置かれていますので、Docomo SO-03GのROMをダウンロードしておきます。サイズがデカイので注意です。こういったROMにはウイルスなどが仕込まれている場合もありますので、同じく自己責任で、、。できればSO-03Gからご自分で直接抽出するのがベストです。
ROM焼き
SOV31はUSB接続しない状態でFlashtoolを起動し、Flashtoolの稲妻マークをクリックします。
ROMを選択してから、Exclude(除外項目)の、BOOTBUNDLEと、
BASEBANDにチェックを入れておきます。ここはrootを取ってないとどうせ書き換えられませんので、チェック必須です。
あとは指示に従って、SOV31をUSBから外して、電源を切ってから、ボリュームの下キーを押しながら、SOV31をUSB接続してください。(画面上では「戻るボタン」を押しながら、、とありますが、SOV31ではボリュームの下キーです)
ただし、そのPCではじめてのFlashmode接続の場合はドライバが自動インストールされるため、ROM焼きは一度失敗します。SOV31を外して、稲妻マークからやり直してください。二度目は成功すると思います。
Unlockコードの購入&Unlock
http://cellunlocker.net/unlock-sony-xperia.php
今回はこちらのサイトを利用して、unlockコードを購入しました。IMEIはROM焼きしても変わりませんので、先に購入手続きをしても良いと思います。XPERIA Z4 / Docomoを選択し、IMEIを入力して「Look for Code」をクリックしましょう。
購入にはPaypalアカウントが必要です。2015年9月時点で29.99USDでした。3700円くらいですね。paypalで決済後大体2~3日でコードがメールで届きます。
なお、Unlcok codeは、”NCK”コードと言われていますが、SOV31のUnlockに必要なのは、”NSCK”ですのでこのコードが頂ける業者を選びましょう。 (cellunlocker.net はNSCKが何も言わずとも発行されます)
解除可能かチェックする
XPERIA Z4 SOV31はすべて同じステータスだと思いますが、電話アプリで *#*#7378423#*#* をタイプして、Service info →SimLock と選択した時に次の画面になります。
[x]の付いている部分がロックされている印なのですが、その右側の数字が0以外ならば、ロック解除可能という意味になります。[x]で0だと解除は出来ませんので念のため確認しておきましょう。
Unlock
解除コードを入手したら、Docomo ROMを焼いたSOV31に docomo SIMや海外SIMなど(au以外ね)を挿して起動します。
起動すると、こういう画面が出てきますので、NSCKコードを入力してください。
「ネットワークサブセットを解除しました」というメッセージがでますので、SIMロック解除完了です。
あとはAPNを設定すれば(docomo SIMなら mopera U契約ね)通信できると思います。
ロックステータスを確認
再度、 *#*#7378423#*#* でステータスを確認すると、[x] が []になっていることが分かります。これでロックが解除されました。
ちなみに、SOV31は、設定→機器の状態→SIMカードステータスで、「許可されています」「許可されていません」で判断できます。もちろん「許可されています」=SIMロック解除状態です。
速度計測
まぁまぁの速度ですね。ちゃんとLTEも掴みますよ。
テザリング可能にする
XPERIA Z4 SOV31/SO-03Gは、他社SIMだとテザリング出来ないようにAPNロックされています。実施時にテザリング専用のAPNに強制切り替えされるため、通信が途絶えてしまうんです。
なので、adb接続して、データベースを書き換えます。この作業にはroot化は不要です。簡単に出来ちゃいます。
adb devices
このコマンドで XPERIAが接続されていることを確認したら、
adb shell settings put global tether_dun_required 0
これで強制テザリングAPN書き換え機能がオフになりました。
settings get global tether_dun_required
と入力して、0が返ってくればOKです。
“exit” して、端末再起動して、、デザリングしてみてください。問題なく可能だと思います。
追記:2015/10/10
SIMを変更して再起動すると、テザリング設定が元に戻ってしまうようです。(1になる)
再度 put すれば、以後再起動しても問題ありませんでしたが、旅先で現地SIMを入手してテザリングしたい場合は、設定用のパソコンが必要ですね。(SIMロック解除自体には影響ありませんでしたので、テザリングしないなら旅先でのパソコンは不要です)
ちなみにキャリアによってはAPNの接続先をチェックしないキャリアもありますので、そういうところなら、データベースの書き換えは不要です。(ベトナムの mobifoneもその1つです)
ROMを書き戻すかどうか、、
SIMロック解除後に、SOV31 ROMを焼きなおしても SIMロック解除状態は維持されていますし、そのまま docomo SIMでも使用できます(ちゃんとAPN設定項目も出てきます)。
通信層は書き換えていませんので、どちらのROMでも好みのほうでいいと思います。
海外での利用確認
ドイツで mineo海外プリペイドSIMを使ってみました。
mineoの指定はT-mobileでしたが、出てこないので、Telekomに接続
H+で接続できました。
速度計測すると物凄くパケットを使うのでやってませんが、まぁまぁ遅いですね、、、。
追記:2016/4/25
ドイツのLeBARA プリペイドSIMを差してみましたが、すんなり認識してくれました。
通信もテザリングも問題なしでした。
ノルウェーでmineo海外プリペイドSIMも行けました。まぁ、何とでもなりそうですね。
台湾の台湾大可大、FETもOKでした。
ベトナムのmobifoneもOKでした。